歯並びが悪いとどうなるの?
歯並びが悪いと、歯ブラシが細かいところまで行き届かず、虫歯や歯肉炎などの歯周病の原因にもなります。
機能の点からも大変重要な意味があり、かみ合わせが悪ければ、物を咬む咀嚼効率が低下し、消化器全体への負担が増します。
もちろん顎の骨や筋肉の発達も阻害され、しっかりとした骨格ができません。
また、反対咬合や開咬の場合、舌の動かし方が正常なかみ合わせの人と異なり、サ行・タ行などの正しい発音ができなくなります。
しっかりとしたかみ合わせが、脳によい刺激を与えることや、スポーツ医学上の成果に結びつくことも分かってきました。さらに、心理的にも歯並びの悪さが劣等感になってくることは明らかです。歯並び・かみ合わせの問題は、ただ単に見た目だけの問題にとどまらず、健康上の理由からも大切なことなのです。
不正咬合の種類
下顎前突(反対咬合・受け口)
下あごの前歯が上あごの前歯より前の方に出ている状態です。原因としては遺伝的要因が強いですが、成長ホルモンの過剰分泌で起こることもあります。
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上顎前突(出っ歯)
上の歯が激しく前に突出しているタイプと、下顎が小さく、後ろに下がっているタイプとがあります。
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叢生(乱ぐい歯)
八重歯のように歯がガタガタに入り組んでいるかみ合わせです。
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開咬
かんだときに、上下の歯の間にすき間がある。
交差咬合
上下の歯並びが左右にずれている。
唇顎口蓋裂
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