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治療前 9歳4ヶ月
咬み合わせが深く上顎の前歯も7mm以上飛び出ており、決して簡単な症例ではありませんでした。しかし上下正中線がほぼ一致しており、また叢生も少なかったため治りやすい可能性のある症例でした。成長もまだ盛んな時期であるため、成長を利用して治療のできるビムラーの装置を就寝時に使ってもらう事としました。
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治療途中 10歳4ヶ月
患者さんの協力性は大変に良好で、約1年経過したところでかなり改善がみられました。しかしまだ上顎の前歯はある程度飛び出ていたため、このあとビムラーの装置をやめて上顎にSLAを装着し、前歯を更に下げる治療を行いました。SLAは半年間のみ使用してその後またビムラーの装置に戻り、更にできるだけ前歯を下げるよう工夫した治療を行いました。
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保定終了時 13歳5ヶ月
かなり改善のみられたことと患者さんの都合もあり、矯正治療は3年で終了となりました。これはその後にビムラーの装置で約1年間、保定をし終わったところです。上顎の前歯が少しまだ前歯の出ている感じと下顎の前歯に僅かな叢生がありましたが、ほぼ良好となっています。
CASE
症例集
上顎前突(出っ歯)
上の歯が激しく前に突出しているタイプと、下顎が小さく、後ろに下がっているタイプとがあります。