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治療前 6歳4ヶ月
骨格的な問題がやや強く、また上顎歯列では乳歯が綺麗に並んでいるので、永久歯が出てくると大きなスペース不足が予想された難しい症例でした。
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治療中 7歳1ヶ月~8歳4ヶ月
若年者の反対咬合では下顎骨の成長を抑えるチンキャップと上顎骨の成長を促進するSLAが当院ではよく使われますが、本症例ではビムラーの装置を就寝時のみ使用しました。7歳1ヶ月頃には徐々に反対咬合はよくなってきましたが、上顎中切歯が強く捻転して出てきましたが、8歳4ヶ月時にはビムラーの装置のみでこのように綺麗になりました。
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治療後 13歳11ヶ月
10歳0ヶ月時にビムラーの装置は終了し、その後はSLAで大臼歯に至るまで綺麗に歯を並べ咬み合わせもしっかりと作り14歳3ヶ月時にSLAを外し終了しました。しかし定期検査の際、15歳4ヶ月になって下顎骨の過成長が心配されたためチンキャップを就寝時のみ使用することといたしました。
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保定後 19歳0ヶ月
チンキャップのお陰で下顎骨の過成長を抑制でき、19歳0ヶ月でチンキャップも終了としました。長期を要しましたが、しっかりと咬める安定した大変に健康的な歯並びが得られました。
CASE
症例集
下顎前突(反対咬合・受け口)
下あごの前歯が上あごの前歯より前の方に出ている状態で、
下顎の骨が大きすぎたり、上顎の骨が小さくて後退していることもあります。
原因としては遺伝的要因が強いですが、必ずしもそうとばかり言えません。